また、かなり早く到着、それでもいつも2番手だ。もっと遠くから早い時間に起きて通っている人がいるに違いない。ちょっと寝たふり(緊張して寝れない(´ー`))を車の中でしてみたりして時間を潰す。今日は試験内容そのままの実習だと前日聞いていたので少し初心を取り戻して緊張していた。コースも聞いたとおりにもう出来ていた。暇なのでコースをうろつく。コースの道幅の白線も広く感じる。これはいけると感じた。(というより、いかなくては実費の3万円が…)実は私はコースについて少し勘違いをしていた。もっと簡単なコースを前もってネット上で知り、それが試験コースだと完全に思いこんでいたのだ。実際には下図だった。でも思っていたものよりコースが長いのでかえって多少失敗しても体勢を立て直しやすいだろうと前向きに考えることにした。(そう考えざるをえなかったのかもしれない(´ー`))
AからスタートしてもBからスタートしても同じ動作が可能なコースである。
コーナー(図中の小文字アルファベット)には赤い三角コーン(パイロン)がおいてあり、接触すると減点対象です。

C(D)には台がありその上に重量物を乗せたパレットが置いてあります。図は上から、重量物、青色の樹脂パレット、台となります。重量物は教習機関によって違いますが、ある程度の重量があってパレットからはみ出さないものである必要があると思うので、コンクリートの塊などが多いかもしれません。
注:このコースはどの教習所も一緒かと思っていたのですが、実際には違いました。このコースはもっとも基本的な形のコースのようです。教習でもらった教本の法令ページによると、このコースをAとBのスタート地点を除き、横に3分割し、それを組み合わせて試験コースを教習所サイドで作れるとのこと。設定に自由度があるように思えますが、実際には試験時間や教習所の広さやA地点から始めてもB地点から始めても同じ試験内容にならなければいけないなどの制約があるため大きく違う事はないと思います。このようなコースの教習所も存在するようです。最初に左折するか右折するかの違いです。
※ 教習機関の試験コースは、事前にGoogleマップの航空写真の画像で分かる場合があります(ただし画像が古い場合もあるので参考程度に見ておいたほうがよいかも)
実技試験の採点は、減点式採点方法により行います。100点から1ミスごとにミスの種類に応じた点数を減点されていきます。70点以上で合格です。(一番大きい減点が5点で、コース脱輪や障害物への接触等です。他の細かいミスも3点や2点の減点ですからよほど危ない運転をして試験中止にでもならない限り、まず不合格ということはないでしょう。それから、気になる試験の時間制限ですが、これも熟練者の平均所要時間(5分くらいに設定してあると思います)の2倍以上の時間を経過すると3点だけ減点されます。たった3点ですよ(´ー`)。それ以後30秒経過毎に2点減点されていきますが、おそらく10分以上かけて試験するほうがかえって難しいと思いますので、ゆっくり慎重に安全を意識して運転しましょうね。(´ー`)でもちょっと慣れるとタイム競い出すんですよね。人間の悲しいサガですね……。

追加情報です。
パイロンではなく、コーナーに図のような金網フェンスや園芸用(?)の木製ラティスフェンスを設置して教習や試験を行う教習所も多いようです。また、教習所(都道府県別?)によってはバスの運転手さんの様に指さし確認を行いながら運転教習を行うところもあるそうです。
講習はA地点スタート組とB地点スタート組に別れて、
これをA地点スタート組とB地点スタート組で交互に繰り返す。まあ、どちらからスタートすることになってもハンドルなどの操作は全く変わらないわけだが……。
あなたがAスタート組かBスタート組になるかは神のみぞ知る(?)
A地点からスタートしたとして解説(B地点スタートも操縦手順は全く同じ)
また、これらの操作の他に下記も必ずやらなくてはなりません。荷を拾った後や置いた後に走行する場合のツメの角度や高さなども操作して調整しなくてはなりません。
フォークの周りを一周(安全確認)→フォークに乗る→前進→eコーナーを曲がるので車体を気持ち左側によせておく→eコーナー左折→Cの荷物を二段取りで拾う→そのまま後進しながらeコーナーを曲がりA方向まで後進→Aまでは行かず体勢を立て直したら停車→g-hコーナーに向けて前進(やっとアクセルの出番…かな…)→g-h、i-jコーナーを抜けて前進(コーナーは無理せず減速しよう)→kコーナーを曲がるので気持ち車体を右よせ→kコーナーを右折→Dに二段置きで荷を置く→後進してlコーナーを曲がる→そのまま後進してBへ→白線を越えて車体の中央が、通路中央になるように停車→フォークを降りる
後進とは、バックでの走行です。
荷役(にやく)※9は2回フォークを刺す方法で行いました。実際の業務でもトラックからの荷下ろし時など荷物の乗ったパレットが荷台の奥にあってフォークの爪が充分に届かない場合によく使うテクニックのようです。パレットにツメを一度で刺さず、根元を少し残して刺し、リフトして後進(バック)し、荷を少し手前に引き出して一旦荷台の上に下ろし、次の前進の時にツメの根元まで完全に刺すという方法です。これも講習内容に入っているとのことでした。逆に荷を下ろすときは荷を台の上の少し手前に置き、一度後進(バック)して、爪の根元を少し残してリフトし、そのまま前進しすると通常より荷物を荷台の奥に乗せることが出来ます。実際の試験では一度にフォークをパレットの奥まで刺せてしまいますがこの方法で行うことを求められます。また、この作業は爪をパレットの奥まで挿さないため、あまり爪の先端に荷物を載せると重心が悪くなり危険です。学科の時にも教習すると思いますが、荷役の時は絶えず重心を考えながら作業しましょう。(私も不安な一人ですが…)
※9 フォークでの荷物の取り置きなどの作業のこと
平行の出し方と走行時のコーナーでのフォークリフト独特な曲がり方を「だいたい」理解した私にはこのコースは結構楽だった。S字やバック走行よりもやさしく感じた。思い返すと前の会社ではツメの操作は我流だが結構やっていた。平行がいくらやっても出ず(カンでやってるんだからあたりまえ)フォークがパレットに刺さらなかったし抜けなかったが(ToT)
そんなわけでバックS字走行はグループ中でも下手なほうだったが、この教習に入るとなぜか急に私はうまい人になってしまった。みんな焦ってボンミスを連発していた。試験に落ちそうな程ひどい人は1人もいなかったが…。
教官も、
「ここのグループは優秀だなぁ。毎回1人か2人は落ちこぼれがでるんだけどなぁ」とつぶやいていた。
「ふふ。少しでも会社で乗ってなかったら、俺がそれになってたよ。」と心の中で思っていた。(´ー`)
現に隣のグループでは年齢のためか、運転の上達が遅れ途中で断念してかえった人もいたようであった。残った人もパイロンをぶっつぶしてそのまま走行(怖い!)したり意味不明にアクセルをふかしたり(怖いからやめてくれ!)、バックして右か左か分からずとんでもない方向に走行している人もいて教官に怒られていた。
多分その人達も免許※10はもらえなかっただろう。まあ、教習所では安全な運転ができるように教えて送り出すという立場だから、安全の為に教官が言ったことを守らないと免許はもらえない。パイロンを少し踏む程度はだれにでもあり得るのだから、戻ってハンドルを切り直せばいいのだが…。そのままつっこむとは。パイロンが人だったらと思うと…。教科書的な教習内容にそのまま賛成するわけじゃないけど「こちらもある程度やることはやらんとね。」と思った。
教習の後半で時間を測定し始め、体調も悪く疲れていたので緊張も解け、(いいのかわからんが)リラックスしてやったら自分でも驚くほどのタイムがでてびっくりした。タイムを取っていた人も驚いていた。(^○^)この頃にはもうギアの操作など昔の感覚が(昔もそれほど乗ってはいないが(´ー`))戻ったのか、自然に手が動くようになっていた。みんながギアの操作にアタフタしている中で俺一人スコンスコンとギアを入れてクイクイとツメの操作レバーを操作して運転してる。(しばしの優越感に浸った。これは後日消え去る(´ー`)。バカで小物ほどすぐに天狗になるものだ。)
とにかく、いい気分でこの日は終わる。
後一日でやっと終わる。体調的に限界が来ていた。気を張っていたのでこのときは気が付かなかったのだが、次の週に風邪がぶりっかえし、最悪の体調になることをこのときはまだ知らなかった。(´ー`)
※10 正確には免許ではないが一般的には免許と呼称することが多い
試験日当日。ドキドキする。相変わらず体調は決して良いとは言えない状態。前日わりといい気分だったので「さっさと試験を終わらせて帰りたいな」などと生意気なことを思いながら試験前の最後の練習を始める。テストコースの通路の幅が広く感じる(気のせい)。「フォークの車幅に慣れたな…」と一人で納得したりする。試験の前の数時間、昨日と同じ(試験コース)を練習する。風邪のせいで寒気が襲ってきて、頭がボーっとしたりしてギアを入れ間違えたり、かえって集中力が失せそうだったので、教官に風邪気味であることを告げ、了承を得て一回だけ自分の番の練習をパスさせてもらった。基本は野外であるが、近くに待機できる建物がありそこにはストーブがガンガンたかれていたのだ。でも、出入り口が大きいので建物の中全体が暖かいわけではない。ストーブに張り付いて試験を待った。みんなが運転しているのをボーっとみていてちょっとビックリした。
「みんな、うまくなってる……」
「昨日はあんなに下手っぴだったのに……」
「ギアもスコンスコン入れてる!(´ー`)レバーをつかんで入れるのではなくひっぱたく様な感じが……イイ!」
テストコースのタイムが取られ、一覧表をみてみるとグループ全員が4、5分ぐらいに収束。
「なんだ、結局みんな同レベルじゃんか……」
俺の一日天下……短かった。(ToT)
きっとみんなくやしくて寝る前に脳内運転シミュレーションでもしたのだろう。
そんなこんなで試験突入。我々のグループはみんなまともな運転だったので教官もろくに見ていない。実際にはおさえるとこはおさえていたのかもしれないが、とにかく落ち着いていつも通り出来た。
大きな失敗もなく終了。
「やったー!合格だ!」
既にかなり前にできあがっていたと思われる、ラミネートされた「技能講習修了証」カードをもらい帰路につく。取得したうれしさも多少はあったが、やっと5時起きしなくてすむという安心感の方がずっと大きかった(´ー`)やっぱりだめ人間だ。もしかしたら、フォークで飯が食えるんじゃないかという甘い考えが浮かんできたが、すぐ我にかえった。何かの役に立つかもしれない。そのぐらいのもんだとおもう。無駄な事などないだろう。
これだけおさえとけば多少の実務経験があればまず問題なく合格でしょう。
あと、学科講習でも習いますが、フォークリフトの場合、後輪で舵取り(普通自動車の逆です)をするため、運転感覚が普通自動車と大きく違って来ます。

フォークリフトは、この様に後輪が左右に動いて舵取りします。普通自動車の運転に慣れていると最初違和感があります。
広い場所で運転する時はどうでもいいのですが、場所が狭いところでカーブをすると、お尻が大きくふくらんでぶつけてしまう可能性があります。この辺も経験で学ぶしかありませんね。コツは、曲がる方向(前進後進問わず)にあらかじめ少し車体をよせておくということでしょうか。極端に言えば、前輪の左右どっちか片方を中心にしてグルングルン回るという感じです。
例えばこのような場合、フォークリフトは車輪Aを軸にして回りますので、なるべく曲がる方向(車輪Aの壁面)に車体をよせて図のような角度(気持ちハンドルをきっておく)でコーナーに進入し前輪の中心ぐらいがカドまで来たらハンドルをいっぱいまで左にきります。で、少しハンドルを戻しながら旋回し、フォークが行きたい方向に対して正面を向いたら急いで完全にハンドルを戻します。これが、例えば普通自動車の感覚でBの壁面に車体をよせて曲がろうとすると、フォークはお尻がふくらんで曲がるので、車体C部が壁をこすります(教習所の場合は車輪がコースの白線を踏みます)
まあ、教習所のテストコースは道幅がわりと広めに取ってあるので真ん中よりあまり外側にずれなければ脱輪はないと思いますが…。
後進の場合も同様です、要するに単純に前輪を軸にコーナー回ると思えば上達の助けになると思われます。
図がちょっと適切でないかもしれませんが、言いたいことは伝わったと思いますのでご勘弁を…。
↓フォークリフトのコーナーでの挙動↓
挙動がちょっとアレ(´ー` )かもしれませんが、普通自動車のバックでの車庫入れを思い浮かべて下さい。あれがフォークの前進走行でのコーナリングです。普通自動車なら前進時にこんなコーナリング出来ませんよね。ホイールべース(前輪と後輪の間隔)が狭く普通自動車よりかなり小回りが利くので、その点では操作は楽だと思います。童心に返ってこのおもちゃで戯れてからいくと意外に車両感覚がつかめるかも?
たまに訳のわからないキャラクターや表現などが文中に出てきたと思いますが気にしないで下さい。当時のまま残してあるだけです。
運転や操作にまだ自信のない方は、フォークリフトをたまに使用するようなお仕事から始めることをお勧めします。
フォークリフト免許取得体験記は3つのページに分かれています。このページは3ページ目です。
こちらの「フォークリフト免許」の記事もお見逃しなく。
別の「免許」の記事を読む。